『ニューコース問題集 中2英語』を分析|レベル・使い方・定期テスト対策まで解説

目次
  1. 『ニューコース問題集 中2英語』の結論
  2. 向いている人
  3. 先に別教材を使った方がいい人
  4. この1冊だけで定期テスト対策になるのか
  5. 『ニューコース問題集 中2英語』の基本情報
  6. 2026年新装版と旧版の違い
  7. 1項目4ページの構成がかなり分かりやすい
  8. 23項目+定期テスト予想問題6回
  9. どのレベルから使える?
  10. 開始条件
  11. 中1復習問題を使ったレベル判定
  12. 英語が苦手なら「ひとつひとつ」を先に使う
  13. 実際の中身を詳しく分析
  14. Step1は何を確認する問題なのか
  15. Step2で要求される力はどう変わるのか
  16. 「入試レベル問題に挑戦」はどの程度か
  17. 中2英文法の並び方を分析
  18. 中1復習から過去形へ
  19. 5文型で英文構造を扱う
  20. 不定詞を3章に分けている意味
  21. 受け身・現在完了・間接疑問文で難易度が上がる
  22. 定期テスト予想問題は使える?
  23. 50分・100点で6回
  24. 学校ワークとの違い
  25. 本番前に解くより効果的なタイミング
  26. ニューコース問題集の良いところ
  27. ニューコース問題集の弱いところ
  28. 完全な初学者には説明が少ない
  29. 教科書本文対策は別に必要
  30. 長文読解演習を大量に行う教材ではない
  31. 効果的な使い方
  32. 1周目
  33. 間違えた問題の復習
  34. 定期テスト2週間前
  35. 終了基準
  36. 『中2英語をひとつひとつわかりやすく。』との違い
  37. 『中学教科書ワーク』との違い
  38. 向いている人・向いていない人
  39. 終わった後に何をする?
  40. FAQ
  41. まとめ
  42. 著者情報

広告(PR) — 本記事はサービス・書籍の紹介を含み、リンクを通じて成果が発生した場合に運営者が報酬を受け取ることがあります。ただし、教材の中身を確認したうえで、向いている人だけでなく、買わなくてよい人や別の教材を先に使った方がよい人まで含めて解説します。

『ニューコース問題集 中2英語』を見て、

「学校のワークとは何が違うの?」 「英語が苦手でも使える?」 「定期テスト対策ならこれ1冊で足りる?」

と迷っている人もいると思います。

先に結論を言うと、『ニューコース問題集 中2英語』は、中2英語をゼロから教えてもらうための参考書というより、学校で一度習った英文法を問題演習によって使える状態にしていく問題集です。

特に良いのは、単に文法の穴埋めを繰り返すだけではないところです。

同じ文法事項について、

  • 語句選択
  • 語形変化
  • 並べ替え
  • 対話文
  • 和文英訳
  • リスニング
  • 英作文

と問題形式が変わっていきます。

そのため、「授業では分かったはずなのに、テストになると解けない」という中学生にはかなり使いやすい構成です。

一方で、be動詞と一般動詞の違いから分からないような段階なら、この問題集を何周もするより、先に説明の詳しい教材を使った方がよいでしょう。

この記事では、実際の問題ページを確認しながら、『ニューコース問題集 中2英語』をどのレベルの人が、いつ、どう使うべきなのかまで詳しく見ていきます。

『ニューコース問題集 中2英語』の結論

『ニューコース問題集 中2英語』が特に向いているのは、

学校で習った内容はなんとなく理解できているものの、テスト形式になると正解できない中学2年生

です。

この問題集の強みは、「説明の詳しさ」よりも問題形式の幅にあります。

たとえば一般動詞の過去形では、最初に過去形の作り方や否定文・疑問文を確認したあと、動詞を過去形にする問題だけで終わりません。

その後、

  • 文中に適切な形を入れる
  • 否定文や疑問文を作る
  • 対話を完成させる
  • 日本語から英文を作る
  • 英語で自分の答えを書く

ところまで進みます。

つまり、「wentに変えられる」だけではなく、「昨日〜しました」という内容を見たら過去形を選び、自分で英文を組み立てられるところまで練習する問題集です。

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向いている人

特に向いているのは、次のような人です。

  • 学校の英語はある程度理解できている
  • 定期テストで60〜80点前後からさらに伸ばしたい
  • 文法問題になるとケアレスミスが増える
  • 並べ替えや英作文が苦手
  • 学校ワークを一度解いただけでは不安
  • 同じ単元を別の問題でも練習したい
  • 高校入試を意識して中2内容を固めたい

「解説を読めば分かるけれど、何も見ずに英文を作ると間違える」という人との相性がかなり良いです。

先に別教材を使った方がいい人

逆に、

  • am・is・areの使い分けが分からない
  • doとdoesの違いが分からない
  • 三単現のsがほとんど理解できていない
  • 日本語を見ても英単語がほぼ出てこない
  • 学校の授業自体についていけていない

という場合は、いきなり本書をメイン教材にする必要はありません。

本書にも「テストに出る!重要ポイント」という説明がありますが、基本的には見開きの限られたスペースで要点を整理しています。問題演習が主役の教材です。

完全な初学者なら、『中2英語をひとつひとつわかりやすく。』のように、解説と簡単な練習を細かく往復する教材から始める方が使いやすいでしょう。

Gakkenも『中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版』を、超基礎からの解説と、左ページの説明+右ページの書き込み式問題を組み合わせた教材として紹介しています。(学研出版サイト)

この1冊だけで定期テスト対策になるのか

文法対策としてはかなり使えますが、学校の定期テスト対策をこれ1冊だけで完結させるのはおすすめしません。

理由は、この問題集が特定の学校教科書に沿った「教科書準拠問題集」ではないからです。

定期テストでは、

  • 教科書本文
  • 教科書に出てくる単語・熟語
  • 学校で配られたプリント
  • 授業中に扱った表現

から出題されることがあります。

『ニューコース問題集』は文法を体系的に練習するには強い一方、あなたの学校の教科書本文そのものを覚えるための教材ではありません。

したがって、学校ワーク・教科書を最優先 → ニューコースで別問題を解くという使い方がおすすめです。

『ニューコース問題集 中2英語』の基本情報

現在販売されている『ニューコース問題集 中2英語 新装版』は、Gakkenから2026年2月16日に発売されたB5判・156ページの問題集です。価格は1,320円(税込)、ISBNは978-4-05-306340-3です。公式には授業の復習、定期テスト、入試準備までを想定しています。(学研出版サイト)

また、英語では紙面の二次元コードや無料アプリを利用して音声を再生できます。(学研出版サイト)

2026年新装版と旧版の違い

現在新品を購入するなら、2026年新装版(ISBN 978-4-05-306340-3)を基本にします。旧版のISBNは978-4-05-305297-1です。

今回確認した範囲では、新装版が中身を大幅に改訂したことを示す材料はなく、公式サンプルも旧来の本文と一致しています。そのため、すでに旧版を持っていて問題なく学習できているなら、装丁が新しくなったことだけを理由に買い直す必要はないでしょう。

1項目4ページの構成がかなり分かりやすい

本書の大きな特徴が、基本的に、

重要ポイント → Step1 基礎力チェック問題 → Step2 実力完成問題

と進んでいくことです。

実際のページを見ると、最初にその単元で必要な文法を短く整理し、その直後に基本問題があります。

その次の「実力完成問題」では、一気に問題形式が増えます。

この構成のおかげで、「文法を覚えたか」だけではなく、「その文法を問題の中で使えるか」まで確認できます。

23項目+定期テスト予想問題6回

本書は全23項目で構成され、それとは別に「定期テスト予想問題」が6回分収録されています。詳しくは後述します。

どのレベルから使える?

この問題集を始める基準を「偏差値○○以上」のように決める必要はありません。

もっと簡単に判断できます。

開始条件

開始条件を一言でまとめるなら、中1英文法の基本問題なら、解説を見なくてもある程度解けることです。

満点である必要はありません。

ただ、「なぜdoを使うのか」「なぜisになるのか」をまったく説明できない状態なら、問題演習量を増やす段階ではありません。

中1復習問題を使ったレベル判定

本書の最初には、

  • be動詞
  • 一般動詞
  • 現在進行形
  • can
  • 命令文

など、中1内容の復習があります。

ここを最初に解いてみてください。

たとえば、

She ( am / are / is ) fourteen.

のような問題や、一般動詞の疑問文・否定文で何度も止まってしまう場合、中2範囲へ進む前に中1英語を復習した方がよいです。

逆に、中1復習部分を大きくつまずかずに解けるなら、本書を使い始めて問題ありません。

英語が苦手なら「ひとつひとつ」を先に使う

am・is・areの使い分けが分からない、doとdoesの違いが分からない、三単現のsがほとんど理解できていない、という段階なら、いきなり本書をメイン教材にする必要はありません。完全な初学者は、解説と簡単な練習を細かく往復できる教材から始める方が使いやすいでしょう。

実際の中身を詳しく分析

『ニューコース問題集 中2英語』の特徴を理解するには、問題数だけを見るより、同じ文法について要求されることがどう変化しているかを見る方が分かりやすいです。

Step1は何を確認する問題なのか

一般動詞の過去形なら、

  • playedのような規則変化
  • went、saw、hadなどの不規則変化
  • didn’t
  • Did〜?

といった基本事項を先に確認します。

ここではまず、形を知っているかが問われます。

英語学習では、この段階だけできて「理解した」と判断してしまうことがあります。しかし、実際のテストでは「goの過去形を書きなさい」とだけ聞かれるとは限りません。

Step2で要求される力はどう変わるのか

Step2に入ると、リスニング、対話文、語形変化、和文英訳などが出てきます。

同じ過去形でも、「昨日」という情報から過去だと判断する→どの動詞を使うか決める→動詞を過去形にする→疑問文ならDidを使う、という複数の判断が必要になります。

ここが本書の良いところです。知識確認で終わらず、知識を選んで使うところまで問題になっています。

「入試レベル問題に挑戦」はどの程度か

各項目の後半には、Step2よりさらに実戦的な問題が用意されています。単元名を見て文法を判断できる練習問題とは違い、初見の英文の中で文法を判断する力が求められる作りです。

中2英文法の並び方を分析

中1復習から過去形へ

冒頭で中1内容を復習したあと、

  • 一般動詞の過去形
  • be動詞の過去形・過去進行形
  • 未来表現
  • 助動詞

と進みます。

単に新しい文法を追加するのではなく、現在形で学んだ、

  • 肯定文
  • 否定文
  • 疑問文

を時制が変わっても使えるようにしていく流れです。

中2英語では、文法事項そのものよりも、「どの時制を使うのか」を判断することで間違える生徒が増えてきます。

そのため、ここでは「答えが合ったか」だけでなく、なぜその時制を選んだのかまで確認したいところです。

5文型で英文構造を扱う

中盤には、

  • look / become
  • give / tell
  • call / make

などを使った章があります。

学校や塾では、

  • SVC
  • SVOO
  • SVOC

という文型名で習うこともあります。

ただ、本書の問題を見る限り、文型記号そのものを覚えることより、

giveなら「人+物」 callなら「AをBと呼ぶ」 makeなら「AをBの状態にする」

という英文の形を使えるようにすることに重点があります。

中学生の場合、SVOOという記号だけ覚えても、実際に英文を書けなければ意味がありません。

本書の使い方としても、「第4文型だから……」と記号から考えるより、「giveの後ろには誰に・何を、の順で置ける」と英文ごと覚えた方が実戦的です。

不定詞を3章に分けている意味

本書では不定詞をまとめて1章にせず、

  • 〜するために
  • 〜すること
  • 〜するための

と分けて扱っています。

これは中学生にはかなり分かりやすい構成です。

「to+動詞の原形」という形だけ覚えても、文章中で何を意味しているのか判断できなければ問題は解けません。

そこで本書では、

I got up early to make breakfast.

のような「目的」と、

I want to go to Australia.

のような「〜すること」を分けて練習できます。

さらに、その後に動名詞が登場します。動名詞では、

  • enjoy
  • finish
  • stop
  • like
  • begin
  • start
  • decide

など、後ろに-ingを置くのかto不定詞を置くのかを判断する問題も出てきます。このあたりから、単なる形の暗記では解きにくくなります。

受け身・現在完了・間接疑問文で難易度が上がる

後半では、

  • 受け身
  • 現在完了
  • 現在完了進行形
  • 間接疑問文

まで進みます。

特に現在完了は、中2英語の中でもつまずきやすい単元です。

本書でも、

  • since
  • for
  • ever
  • never
  • yet
  • once

などを使いながら、継続・経験・完了を判断します。

ここでは「have+過去分詞を作れる」だけでは不十分です。たとえば「last year」のように過去の一点を表す表現があれば過去形を考える必要があります。

つまり後半になるほど、知識を知っているかより、問題文からどの文法を使うか選べるかが重要になっていきます。

定期テスト予想問題は使える?

本書には学習範囲のまとまりごとに、「定期テスト予想問題」が入っています。確認できた範囲では全部で6回あり、50分・100点形式です。

50分・100点で6回

構成は単純な文法問題だけではなく、リスニング・適語選択・適語補充・並べ替え・会話文・英作文・内容理解まで入ります。

ここから、「単元を勉強した」だけで終わらず、複数単元を混ぜた状態で取り出せるか確認する設計と分析できます。これは本書最大の長所候補です。

学校ワークとの違い

単元別問題では、「今は過去形のページだから過去形を使う」と分かってしまいます。しかしテストでは、これは現在形なのか・過去形なのか・現在完了なのか・受け身なのかを自分で判断する必要があります。定期テスト予想問題では複数単元が混ざるので、「どの文法を使うか分からない状態で解く」練習ができます。

本番前に解くより効果的なタイミング

おすすめは、テスト前日に初めて解くことではありません。

まず1〜2週間前に一度解きます。そこで間違えた単元を本書の該当ページに戻って復習し、テスト直前にもう一度確認します。

予想問題は「最後に点数を測るもの」ではなく、残っている弱点を見つけるものとして使った方が効果的です。

ニューコース問題集の良いところ

一番の長所は、1つの文法をいろいろな方向から問うことです。

学校ワークを何度も解いていると、英文自体を覚えてしまうことがあります。すると実際には文法を理解していなくても、「この問題の答えはこれだった」と答えられてしまいます。

ニューコースのような別問題集を使う意味はここにあります。別の文・別の場面でも同じ文法を使えるなら、本当に定着している可能性が高くなります。

また、文法だけでなく、会話表現・熟語・前置詞も後半でまとめて扱っています。May I〜?、Could you〜?、be good at〜、be interested in〜、for the first time、a few / a littleなど、単独の文法単元では抜けやすい表現まで確認できます。

ニューコース問題集の弱いところ

もちろん、すべての中学生に最適というわけではありません。

完全な初学者には説明が少ない

各項目の冒頭に重要ポイントはありますが、説明を何ページも使って理解させるタイプの教材ではありません。

学校で習った内容を復習するには十分でも、先生の説明を聞いてもまったく分からなかったという単元を本書だけでゼロから理解するのは難しいことがあります。その場合は、先に教科書や授業動画、解説型参考書で理解してから問題に戻りましょう。

教科書本文対策は別に必要

ニューコースは特定の教科書に準拠した問題集ではありません。

したがって、定期テストで教科書本文から多く出題される学校では、ニューコースだけやって学校ワークをやらないのは逆効果です。学校のテストなら、まず学校から指定された教材を優先してください。

長文読解演習を大量に行う教材ではない

対話文や短い文章を使った問題はありますが、長い英文を何本も読む「長文問題集」ではありません。

高校入試まで見据えるなら、中2文法を固めたあとには長文読解の練習も必要です。

効果的な使い方

この問題集は「3周すれば終わり」のように回数だけ決めるより、できない問題だけを減らしていく使い方がおすすめです。

1周目

学校で習った単元から進めます。授業より何か月も先取りする必要はありません。

まず「テストに出る!重要ポイント」を確認し、Step1を解きます。このとき、1問で何分も止まり続ける必要はありません。文法知識そのものが分からないなら、答えを見て終わらせず、先に説明へ戻ります。

丸付けでは、○(自信を持って正解)・△(正解したが迷った)・×(間違えた・分からなかった)の3種類に分けてください。一番危険なのは△です。たまたま選択肢が当たった問題を「できた」と判断すると、次のテストで同じところを落とします。

間違えた問題の復習

すべてを毎日やり直す必要はありません。翌日は△と×だけ解きます。答えを覚えている場合は、「なぜこの答えになる?」を説明してみてください。説明できないなら、まだ定着していません。

Step1で8〜9割程度取れるようになったらStep2へ進みます。特に、並べ替え・和文英訳・対話文を重視してください。選択問題なら正解できるのに、何もない状態から英文を作れない場合、まだその文法を「使える」状態にはなっていません。

定期テスト2週間前

定期テスト予想問題を1〜2週間前に一度解きます。間違えた単元を該当ページに戻って復習し、テスト直前にもう一度確認します。

終了基準

「全部1回解いた」では終了にしません。次の状態なら、その単元はひとまず終了してよいです。

1週間ほど空けて解き直しても、Step1の基本問題をほぼ迷わず解け、Step2の並べ替え・英作文でも文法の形を自力で作れること。

特に重要なのは、正解したあとに、なぜこの文法を使うのかを説明できることです。

『中2英語をひとつひとつわかりやすく。』との違い

この2冊は同じGakkenですが、役割がかなり違います。

『中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版』は、公式にも「超基礎レベルからやさしく解説」とされ、左ページで解説、右ページで書き込み式問題を解く構成です。(学研出版サイト)

一方、ニューコースは問題演習の比重が大きくなります。

選び方はシンプルです。

状態向いている教材
授業を聞いても文法が分からないひとつひとつ
基本は分かるが問題になると間違えるニューコース
一度理解してから演習量を増やしたいニューコース
中1内容からかなり怪しいひとつひとつから

「どちらの方が優れているか」ではありません。理解する段階なのか、使えるようにする段階なのかで選びましょう。

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『中学教科書ワーク』との違い

文理の『中学教科書ワーク 英語2年』は、使用している教科書ごとに商品が分かれる教科書準拠教材です。

たとえば2025年度以降の光村図書版では、「確認のワーク」「定着のワーク」「実力判定テスト」と進み、教科書に載っていない長文・自由英作文・スピーキング問題や定期テスト対策予想問題も収録されています。(学参ドットコム)

そのため、学校の教科書に直接合わせたいなら教科書ワークの方が目的に合います。

一方、教科書で見たことのある問題ではなく、別の英文でも文法を使えるか試したいならニューコースです。

私なら定期テスト対策では、学校ワーク → 教科書本文・授業プリント → ニューコース → ニューコースの定期テスト予想問題、の順にします。

時間がないのに学校ワークを放置して、ニューコースだけを進める必要はありません。

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向いている人・向いていない人

最終的に、ニューコースを購入する価値が高いのは、「理解はある程度できている。あとは問題演習を増やしたい」という人です。

学校教材だけで十分な量を解けていて、定期テストでも安定して高得点を取れているなら、無理に追加する必要はありません。

反対に、学校ワークでは解けるのに、テストで少し文章が変わると解けないなら、追加問題集として使う価値があります。

また、英語がかなり苦手なら、「問題集を追加すれば成績が上がる」と考えないことも重要です。その段階では問題量ではなく、分からない文法を理解することを先にしてください。

終わった後に何をする?

この問題集を終えたあと、すぐに同じレベルの文法問題集をもう1冊買う必要はありません。

ニューコースの中2範囲をきちんと使えるようになったなら、次に必要なのは目的によって変わります。

定期テストが目的なら、中3内容へ進みます。

高校入試まで意識するなら、中1・中2の混合問題・長文読解・英作文・リスニングへ少しずつ移ります。

特に、単元名が書かれていない問題を解くことが大切です。ニューコースでも定期テスト予想問題がその役割を果たしますが、高校入試ではさらに複数の文法が同じ長文や対話の中に登場します。

「問題集を終わらせること」ではなく、初めて見る英文でも中2文法を使えることを最終目標にしてください。

FAQ

『ニューコース問題集 中2英語』は難しいですか?

完全な初学者にはやや難しく感じる可能性がありますが、中2内容を学校で一度習った生徒向けとしては標準的です。特にStep2では並べ替えや和文英訳など、自分で英文を作る問題が増えるため、選択問題だけに慣れている人は難しく感じるでしょう。

英語が苦手でも使えますか?

使えますが、中1復習で大きくつまずくなら先に基礎教材を使った方が効率的です。「苦手=ニューコースが使えない」ではなく、どこから分かっていないかで判断してください。

何周すればいいですか?

一律に3周する必要はありません。1周目で△・×を付け、2回目以降はその問題を優先してください。1週間後でも自力で解ければ、その問題を何度も解き続ける必要はありません。

独学でも使えますか?

学校で一度習った内容の復習としてなら使いやすいです。一方、初めて学ぶ文法を本書だけで理解しようとすると、説明が足りなく感じる場合があります。

定期テストはこれ1冊で足りますか?

文法演習としては充実していますが、教科書本文や学校独自プリントまではカバーできません。学校ワーク・教科書を先に仕上げたうえで使うのがおすすめです。

『ひとつひとつわかりやすく。』とどちらを買えばいいですか?

文法そのものが分からないなら『ひとつひとつわかりやすく。』、文法は分かるが問題になると解けないなら『ニューコース問題集』を選ぶのが分かりやすいです。(学研出版サイト)

教科書ワークと両方必要ですか?

必須ではありません。学校ワークだけで十分に演習できているなら追加購入しなくても構いません。ただし、学校ワークの問題を覚えてしまっていて、本当に理解できているか確かめたい場合は、ニューコースを追加する意味があります。

まとめ

『ニューコース問題集 中2英語』は、授業で学んだ英文法を、定期テストで使える状態まで持っていくための問題集と考えると分かりやすいです。

説明を読むことよりも、基本問題 → 問題形式の変化 → 英作文や対話文 → 複数単元を混ぜたテストという流れに強みがあります。

一方で、英語をゼロから理解する参考書でも、学校の教科書本文をそのまま対策する教科書準拠教材でもありません。

そのため、

  • 文法自体が分からない → 先に解説型教材
  • 学校の定期テスト対策 → 学校ワーク・教科書を優先
  • 理解済みの文法を別問題でも使えるようにしたい → ニューコース

と使い分けるのがおすすめです。

すでに旧版を持っていて問題なく学習できているなら、新装版になったことだけを理由に買い直す必要もないでしょう。

今日やることは1つだけです。

すでに本書を持っているなら、最初の「中1の復習」を解いてみてください。そこで何を間違えるかを見れば、今すぐ中2範囲へ進んでよいのか、それとも中1英語へ一度戻るべきなのかを判断できます。

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著者情報

めめ

統計士(一般財団法人実務教育研究所認定)。スタディツリーで、過去問・参考書・学習法を分析しています。参考書レビューでは、目次や評判だけで判断せず、実際の問題ページを確認したうえで、どの段階の生徒に向いているかを見極めることを大切にしています。